ミラノからのフ○ックユー

なんたる見事な中指

インパクト大きいですよね。ミラノのアファーリ広場 (Piazza degli Affari)にある巨大彫刻です。これはマウリツィオ・カテラン (Maurizio Cattelan)なる彫刻家の作品で、タイトルも「L.O.V.E.」で各頭文字はLibertà (自由)、Odio (憎悪)、Vendetta (報復)、 Eternità (永遠)を意味するそうです。

私は美術に関してとんと詳しくないですが、このカテラン氏、特に自ら解説をする事はなくても、作品はブラックジョークに似た社会風刺が散りばめてあるそうで。この手もよく見ると中指以外は全て不完全で、切り取られたようになっています。(後ろの親指含む)

色々考察があり、一つは、この建物メザノッテ宮 (Palazzo Mezzanotte)がファシズム時代に建てられた事に由来しています。不完全な指を補完するとナチスの手の形になることから、それに対して中指を立てて風刺しているのではないか。

もう一つが、これが2010年の作品なので、2008年に端を発した経済危機に対するメッセージなのかと言われています。特にメザノッテ宮は現在ではイタリアの証券取引所が置かれており、イタリア経済の象徴でもある場所です。だからこそこの場所は、ミラノの中心地にあるにも関わらず、観光名所のような騒然はなく、官庁に似たような静けさがあるのかもしれません。

しかしこんなモノを証券取引所の前に置くセンス、また当初は一定期間の設置が恒久的な設置へとミラノ市が決めたセンス、そのどちらも今のうるさい日本ではできないですよね。イタリアの良いところです。

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